イエスカルタの適応症

以下の再発又は難治(なんち)性の大細胞型(だいさいぼうがた) B細胞リンパ腫

  • びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
  • 原発性縦隔大細胞型(げんぱつせいじゅうかくだいさいぼうがた) B細胞リンパ腫
  • 形質転換濾胞性(けいしつてんかんろほうせい)リンパ腫
  • 高悪性度(こうあくせいど) B細胞リンパ腫

ただし、CD19抗原を標的としたCAR T細胞療法の治療歴がない方で、化学療法を1回以上受けたものの奏効(そうこう)(治療の効果が得られた状態)が得られなかった方又は再発した方に限ります。

イエスカルタ点滴静注 電子化された添付文書(電子添文) 2023年6月改訂(第5版)

下記に該当する方は、イエスカルタによる治療を受けることができない場合があります。白血球アフェレーシスなどイエスカルタによる治療の準備をはじめる前に、担当の医師などにご相談ください。下記以外にも、担当の医師がイエスカルタの治療をおこなわないと判断することがあります。

イエスカルタによる治療にあたって注意が必要な方

  • B型・C型肝炎ウイルスキャリア又はB型・C型肝炎と診断されたことのある方、HIV感染が確認されている方
  • 感染症を合併している方
  • 高齢の方
  • 妊娠している方、その可能性のある方
  • 授乳中の方
「イエスカルタによる治療にあたって注意が必要な方」イメージイラスト
イエスカルタ点滴静注 電子添文 2023年6月改訂(第5版)
監修
北海道大学病院 血液内科 教授 豊嶋崇徳先生